送金した仮想通貨が届かない場合の対処法
なぜ届かないのか
送金した仮想通貨が届かないというトラブルが相次いでいます。日本の取引所で購入したあと、海外の取引所へ送金するときにこのようなトラブルが多数発生しているようです。
なかでも多いのがビットコイン。ここ最近、仮想通貨を始める方が増えており、こういったトラブルに悩んでいる初心者が後を絶ちません。
では、どうすれば送金した仮想通貨を確認できるのでしょうか?もっとも簡単な方法は“ステータスの確認”です。
これについては詳細を後述しますが、ビットコインやイーサリアムなどはブロックチェーンを用いて取引や送金を記録します。そしてこのデータはインターネット上で誰でも確認することが可能です。
対処法について
先にも述べましたが、ステータスを確認することできちんと送金できているか知ることができます。まずはTx(トランザクション)を確認しましょう。トランザクションとは、おおまかにいうと送金・確認・受取の記録です。
送金した仮想通貨が届いていない場合、ほとんどのケースがTxにあるといわれています。ですから、真っ先に確認しましょう。ビットコインやイーサリアムなどは、先にも述べたように誰でも確認できます。
“TXID”をクリックすると送金の詳細が表示され、きちんと送金ができていれば概要が確認できます。もし送金が完了していなければ、“未確認取引”と赤字で表示されることになります。
ですから、仮想通貨がなかなか着金しないと思ったらまずはTxをチェックしてみましょう。しかしなかには自分でTxを検索しなければいけない場合もあります。この場合、ソフトウェアを利用すると簡単に確認できます。
ではTxは見つかったけれど、確認されていない場合はどうしたら良いのでしょうか?ひとまず待ってみてください。事前に手数料を高く設定しておくのも対処法のひとつです。
TxIDが見つからない場合も、ひとまず待って様子を見ます。確認できるまで時間がかかる場合がありますが、それでも待つ以外対処法はないようです。それでも確認できなかった場合は、送金元の取引所に問い合わせましょう。
ちなみに、イーサリアムは先にも述べたようにインターネット上で誰でも確認できますが、少し特殊です。通常のウォレットアドレスとコントラクトアドレスがあり、コントラクトアドレスから他の取引所へ送金できないようになっています。
日本の取引所は注意喚起があるので誤送金は防げますが、海外の取引所は送金できてしまうことが多いので、万が一入金が反映されていなかった場合は、エクスプローラーのURLを添えて送金先に問い合わせしましょう。