ハードウェアウォレットTrezorとLedger Nanoについて
ハードウェアウォレットの良し悪し
仮想通貨を保管するのにもっとも安全性が高いといわれているのが「ハードウェアウォレット」です。手軽という理由で取引所のウォレットを利用する方が多いですが、ハッキングリスクなどを考えるとやはりハードウェアウォレットが一番といえます。
「初心者は難しいのでは?」と思われるかもしれませんが、使い勝手が良いので決して難しいと断定はできません。仮想通貨のハードウェアウォレットというと「Trezor」と「Ledger Nano」が有名ですが、これについては後述します。
小さな端末に通貨を保管することでハッキングされることはありません。ただし、1〜2万円と高額であることと、対応通貨が少ないこと、管理が面倒といったデメリットがあります。またPoSマイニングにも対応していません。
Trezorとは
Trezorの一番のメリットは、「アカウントを分別できる」ことです。また初心者でも使いやすく、USBに繋ぐだけで良いので非常に完成度が高いといえるでしょう。
たとえば、ビットコインやイーサリアムなど取引量の多い仮想通貨であれば、Trezorも対応しているので安心して使うことができます。
ただ取引量が少なく知名度の低いところは対応していないので使いにくいと感じるでしょう。しかし、初心者はほとんどがビットコインやイーサリアムなどを利用していますから、Trezorはおすすめ。
Ledger Nanoとは
Trezorに比べ対応している通貨が多いのがLedger Nanoです。ビットコインやイーサリアム以外の通貨も利用できるので、マイナーな通貨を購入したい方には適しています。
たとえば、ビットコインキャッシュやERC20トークン、Dash、ZcashなどTrezorでも対応している通貨をはじめ、リップル、Stellar、Digibyte、Ark、Viacoinなど。
あまり見慣れない通貨ばかりですが、先にも述べたようにマイナーな通貨も取り扱っているので特に中級者以上の方は使いやすいと感じるでしょう。
どちらが良いというよりも、「どんな通貨を購入するか」「アカウントを分けたいかどうか」によって変わってきます。
ビットコインやイーサリアムなど初心者向けはTrezor、いろんな通貨を購入したい、特にリップルを利用したいという方にはLedger Nanoがおすすめです。
もちろん、2つを使い分けることも可能です。初心者には難しいですが、仮想通貨に慣れてきたらチャレンジしてみてはいかがでしょうか。