仮想通貨のリスクとは
もっとも多いリスク
TVCMの影響で、仮想通貨に興味を持った方も少なくないでしょう。そのため、「簡単に稼げる」といった安易なイメージを持つ方も増えています。仮想通貨は初心者でも始めることができますが、その反面、さまざまなリスクがあります。
すべて自己責任といわれているからこそ、仮想通貨を始める前にどんなリスクがあるのか知る必要があります。
もっとも多いリスクは、「紛失・盗難」「価格変動」「悪徳商法」などがあげられます。初心者でもっとも気をつけなければいけないリスクが「紛失・盗難」です。仮想通貨にはウォレットといって、購入した通貨を保管する場所があります。
それは取引所やソフトウェア、スマホアプリなどさまざまな場所がありますが、基本的にパスワードを使って自己管理することになります。そして、保管場所はウォレットによってセキュリティの度合いが異なります。
リスクが高いといわれているのは取引所です。パスワードが紛失・盗難しやすく、またサーバーがダウンすると取引が中断されてしまいます。もちろんセキュリティ対策が万全な取引所もありますので、絶対にリスクが高いというわけではありません。
しかし、少しでもリスクを減らすならパスワードはしっかり保管し、複数の取引所へ登録しておきましょう。ハッキングや盗難の補償をしてくれる取引所を利用するのも安心です。
価格変動は、仮想通貨ならではのリスクといえます。仮想通貨は、外国為替市場や株式市場に比べ流動性が小さく、相場が大きく変動しやすいといわれています。
そのため、大きく稼いだ数時間後には大暴落の可能性もないとはいえません。しかし、価格変動を完全に避けることはできません。それでも、しっかり損切りをすることでひどい状況を避けることはできるでしょう。
悪徳商法や詐欺のリスクについて
怖いのが、利用した取引所が悪徳商法や詐欺だった場合です。たとえばビットコインはプログラムのソースコードがインターネットで公開されており、誰でも閲覧できます。
そのため、これを元に仮想通貨が作られることもあります。分かりやすいのがアルトコインです。ビットコインの欠点を補った仮想通貨といわれています。そういったことから、悪徳商法や詐欺のリスクがあるといわれているのでしょう。
ですから、仮想通貨を始めるときは「うまい話には乗らない」ことが大切。じっくり取引所を調べ、安全に始めましょう。そのためにはさまざまな仮想通貨や取引所、その他ウォレットを知ることが大切です。