仮想通貨はセキュリティ対策も大事
セキュリティ対策の種類とは
大きく分けると、「技術的な対策」と「物理的な対策」になります。技術的対策では、ウイルスバスターやマカフィーといったウイルス対策ソフトやファイアウォール、パスワードなどが挙げられます。近年増えている二段階認証も、技術的対策のひとつでしょう。
一方で物理的対策は、盗難や紛失、破損といった物理的な危険性を防ぐための対策になります。たとえば、監視カメラやセキュリティゲートは物理的対策になるでしょう。
技術的対策について
先にも述べたように、技術的な対策ではウイルス対策ソフトやファイアウォールなどが挙げられますが、仮想通貨を始める際は、「二要素の認証設定」「強力なパスワードを設定」「パスワードは使い回さない」「最新版のウイルス対策ソフトを使用する」などを特に重視すると良いでしょう。
まず二要素の認証設定では、二段階認証のことをいいます。近年このような対策を行っているところが増えていますが、仮想通貨でも二要素の認証を設定することでセキュリティが強化できます。
わかりやすくいうと、スマートフォンの指紋認証が挙げられます。強力なパスワードに設定するには、名前+誕生日はNG。キーボードの一列なども危険でしょう。できるだけ長く、英数字+記号を織り交ぜたパスワードにしてください。
ウイルス対策ソフトを導入していても、最新版でなければ意味がありません。他にも、ルーター設定やWifiルーターのセキュリティ設定などもチェックしておきましょう。
物理的対策について
こちらは、自身が気をつけることで防げます。仮想通貨は取引所やウォレットなどを使用しますが、必ず自宅以外ではログインしないでください。
特に図書館やネットカフェなどの不特定多数の人が利用する場所では、バックドアやキーロガーが仕込まれている可能性もあり、非常に危険です。フリーWifiも避けたほうが良いでしょう。
自宅で取引をしていても、使用していないときはPCのコンセントを抜く、防犯対策をする、セキュリティワイヤーを使用するなど工夫することでハッキングなどのトラブルから仮想通貨を守ることができます。
セキュリティワイヤーは、学校や公共施設などで用いられており、お安く購入できます。これを設定していると、万が一空き巣に侵入されても物を盗まれずに済みます。他にも、家庭用金庫や銀行の貸金庫などもおすすめです。
IPA(独立行政法人 情報処理推進機構)にも対策方法が掲載されていますので、チェックしてみてください。